平均精米歩合56%の品質

弊社では全酒米の平均精米歩合が56%と、
圧倒的な高精白によるコストパフォーマンスを自負しています。
理由は米を磨けば磨くほど旨味のある飲み易い酒になるからです。
なぜ米をたくさん磨くと旨味のある飲み易い酒になるのでしょうか。
それは酒の味を旨くするデンプン質が、米の中心部になるほどピュアに存在するからです。
逆に米の外側には、酒の味を雑にする成分が多く存在しているので、低精白のお米で作った酒は雑味のある飲みにくい味になります。
この道理を曲げて、旨くて飲み易い酒は造られないのです。

毎日楽しむ普通酒こそトップクラスに

良質な酒を醸すために、米を惜し気もなく磨くこと、
弊社では、この理屈を曲げて良い酒は造れないと考えています。
その表れとして、弊社で一番低価格な普通酒の製品「清酒 萬寿鏡」でも精米歩合60%(米の外側の40%を磨くこと)としています。全国的にも高品質で知られる、酒どころ新潟県内でも、定番酒の精米歩合をせいぜい65%としている蔵元が多い中で、平均以上の良酒造りを心がけていると自負しています。定番酒にこそ酒蔵の誠意があらわれるものです。

  • 自家栽培米 新潟県産「越淡麗」

    新潟県の酒造組合が事業として掲げている酒米「越淡麗」の栽培にも平成18年より取り組み、現在、自家栽培田を10反有する他、地元農家とも契約を結び20反以上の栽培に着手しています。それによりこれまで吟醸仕込みなどで長年使用してきた兵庫県産の酒米「山田錦」の使用を取りやめ、 オール新潟県産米での酒造りが可能となりました。